スマートフォン用のゲームに「位置情報ゲーム」というジャンルがある。
通称「位置ゲー」。
その略称を知らなくても、2016年に世界的な大ヒットを飛ばし、今も街中に熱心なプレイヤーがあふれる「ポケモンGO」のことはご存じだろう。
今年は、その「位置ゲー」豊作の一年になる。
ポケモンGOの開発元であるナイアンティックは、ハリー・ポッターを題材にした位置ゲーである「ハリー・ポッター:魔法同盟」の日本におけるサービスを、7月2日に開始した。
また、マイクロソフトは、正式なサービス開始時期は未公開ながら、ブロックで建物や地形を組み立てる「クラフトゲーム」の草分けで、日本でも子どもたちを中心に大ヒットした「マインクラフト」を題材にした位置ゲー「Minecraft Earth」のクローズドベータテスト(人数を限定した開発テスト)を7月半ばに開始している。
日本でも、スクウェア・エニックスが、あのドラゴンクエストを位置ゲー化した「ドラゴンクエストウォーク」を、2019年中にスタートする。
次から次へと開発される位置情報ゲームの増加は、何を意味しているのだろうか?
そして、特に最新のテクノロジーと位置ゲーの連携は、何を生み出すのだろうか?
その点を深掘りしてみよう。