高さおよそ30cm。一見ただの「ちびロボ」に見えるロボットがあります。しかし、このロボット、なんと自分の高さの3倍以上、つまり1m以上も跳躍することができるんです!
この「高~く跳ぶ」ロボット、ただかわいいだけじゃありません。とんでもなく「役に立つ」可能性があるロボットなんです! (本記事のオリジナルはこちら)
この「高~く跳ぶ」ロボット、ただかわいいだけじゃありません。とんでもなく「役に立つ」可能性があるロボットなんです! (本記事のオリジナルはこちら)
ぴょんぴょん跳ねるロボットのココがすごい!
高さが30cmほどしかないこの「Salto」というロボットは、一見『スターウォーズ』シリーズに出てくる「AT-ST ウォーカー」を縮めたロボットのように見えます。
しかし、この「小さな体」に騙されてはいけません。このロボットは、自分の約3倍の高さまで連続して飛び跳ねることができるのです!
この小型ロボット・Saltoは2016年に発表されました。発表当初の高さは、片足を伸ばした状態で立った時に約30cm。最高1mの高さまでジャンプで到達できていました。
しかし、3次元環境下での安定性はまだ確立されておらず、ジャンプの連続回数もたった2回でした。
今回更新された最新版のSaltoは、1.2mの高さからスタートできるマルチホップジャンプを実現しています。連続ジャンプの回数は100回に到達し、リモコン制御で道やキャンパス内を歩くことだってできます。
この小型ロボットを開発したフィアリング教授の研究室は、なめらかすぎたり粗かったりする面でも安全に這うことができる「昆虫」からヒントを得たロボットを作ることで知られています。
一方、Saltoは、ホッピングによって移動するロボットを作製したいという考えから生まれました。