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来たる10月の鉄道運賃「値上げ」、賢くお得に乗り切る方法

運賃・料金制度を理解すれば怖くない
土屋 武之 プロフィール

きっぷの「前売り」を活用する

今回の運賃・料金の改定率は、国鉄時代のような大幅なものではないため、家計への影響はさほど大きなものではないかもしれない。しかし、やはり出費を抑えられるなら抑えたい。

値上げを避ける方法としては、きっぷの前売りを活用する方法がよく知られているだろう。つまり、今回の改定だと、10月1日以降に使うきっぷであっても、9月30日までに購入してしまえば、改定前の運賃・料金が適用されることを利用するのだ。

 

定期券は、新規購入の場合、有効期間の開始日の7日前。継続購入(持っている定期券と同じ区間、同じ種類の定期券を買う)の場合は14日前から発売される。例えば4月1日から有効の6ヵ月定期券を使っている場合、有効期限は9月30日まで。ちょうど運賃が改定される10月1日以降は、新しい定期券を使わなければならない。

こうなると10月1日の朝に購入していては損で、9月30日までに継続で購入すれば、改定前の運賃が適用される。運賃改定が近づけば近づくほど、定期券発売窓口が混雑するのは目に見えているので、購入可能となる9月17日になれば、早々に買ってしまえばいい。JR東日本や大手私鉄などでは、自動券売機でも定期券が購入できる(新規購入の通学定期券を除く)ので、時間があれば、すぐ新しい定期券に切り替えるに限る。

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これは新幹線などの長距離きっぷでも同じだ。

10月1日以降に乗る予定が決まっていれば、9月30日までに買ってしまいたいところ。乗車券や特急券などは、乗車日の1ヵ月前(前の月の同じ日)の10時から発売される。例えば10月10日に東京から新大阪まで東海道新幹線「のぞみ」に乗る場合、9月30日に前売の乗車券・特急券を買えば1万4450円だが、10月1日以降に買うと1万4720円と、270円高くなる。

ただし、10月31日に乗る場合は注意が必要だ。1ヶ月前に対応する日がないため、発売日は当月の1日。つまり10月1日になるので、前売りの恩恵は受けられない。