日本人の英語力が伸びない二つの根本理由

学習法を変えれば、人生も変わる
佐藤 宇紘 プロフィール

1日3時間を捻出する方法

――1日3時間と聞くと、フルタイムで働くビジネスパーソンにとっては不可能な数字にも見えます。受講生たちはどのようにして、この時間を捻出しているのでしょうか?

岡田 “真のゼロベース”でスケジュールを決めるんです。カレンダーに予定を入れるとき、ほとんどの人は先に仕事の時間を入れて、それ以外のどこで勉強しようかと考えますよね。でも、そのやり方はいったん忘れます。

白紙のスケジュールに、まずは勉強の時間を入れる。その後に仕事を入れれば、勉強の時間は絶対に確保できる。ある経営者の方は、朝の時間を英語学習でブロックし、仕事を入れないようにしています。3カ月と決めているので、その期間の仕事量を上司や同僚に相談する手もありますよね。

大切なのは、予定一つひとつの優先順位を明確にすることです。

 

3カ月、毎日3時間勉強するには、犠牲を払うことも多いでしょう。でも、その後の人生をパワーアップした状態で過ごせるのですから、長期的なメリットは大きい。それを理解して本気になれば、英語学習にも、仕事と同程度のプライオリティを置くことが可能です。

その上でタイムマネジメントを見直すと、英語学習より優先順位の低い予定は意外とあります。それをしっかりと順位づけして、緊急度の高い予定が入ったときにどれを削るかまで決めておく。飲み会はその典型ですよね。子どもが熱を出したときに「飲み会があるから帰れない」とはならないじゃないですか。

英語に限らず、なにかをやり遂げる時には、まずその優先順位を一番にする。そしてそこから仕事の予定も含めて、イチからスケジュールを立ててみる。そうすれば、一日3時間を捻出することは不可能ではないんです。

3カ月、何かを本気でやり遂げるという経験を持つと、驚くほどものの考え方や行動様式が変わります。仕事の優先順位の付け方もうまくなりますし、ムダな時間を使うことがなくなる。そして、一度何かに熱中した経験を持つと、また新たなことに挑戦したくなる。英語なのか、プログラミングなのかわかりませんが、きっとさらなる挑戦をしたくなるはず。

自分を変えるためにも、まずは3カ月間、何かに本気で取り組んでみてください。3カ月後、あなたの人生は劇的に変わっているはずです。