セミナー等で「出社したら最初に何をしますか?」と聞くと、メール対応と答える人が大半です。
実は、メールのチェックをいつ行うかで、仕事の進み具合は大きく変わります。
朝いちばんの仕事がメールのチェックというのは、仕事がいつまでも終わらない人の特徴です。
1通あたりの所要時間はたいした長さではないかもしれませんが、全部となるとそこそこの時間がかかります。中には長文のものがあったり、返信するのに調べなければならないものがあったり、返信後すぐに相手から返信がありラリーのようなやり取りになってしまったり……。
気づけばお昼になっていて、午前中にやろうと思っていた仕事がまったくできなかった、なんてこともよくある話です。
朝、それも出社したばかりの時間は、まだ頭がフル回転していません。
十分な準備ができていないままメール対応に入ってしまうため、だらだら対応になってしまい、このような事態が起きてしまうのです。
仕事が早く終わる人は、朝出社したら、まずコーヒーを淹れます。もちろん、コーヒーでなく紅茶でもミネラルウォーターでも構いませんし、ストレッチをするのでもいいでしょう。
要は、仕事に入るための儀式を行うのです。
儀式というと、ちょっと大げさに聞こえてしまいますが、頭や心の状態を仕事モードに切り替えるための行動をするということです。
意識して切り替えを行うことで、1日のよいリズムをつくり出すことができます。