2019.08.05
# 育児

心理学で解明! 子どもに「我慢しなさい」と言うのは逆効果だった

「我慢する筋肉」の鍛え方
はせがわ わか プロフィール

「我慢する筋肉」を鍛える

そして、フロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスター教授は「我慢する力は筋肉のようなもので、使えば疲労するが、鍛えることもできる」と言っています。無理のない小さな我慢を少しずつ積み重ねることで、大きな我慢ができるようになるわけです。

例えば、今日でも来週まで我慢しても、どちらでも1万円もらえるなら、今日、ほしいに決まっています。でも、来週まで待てば1万1千円もらえるようになるなら、今日もらうかどうか少し迷いますね。

来週まで待てば2万円になるなら、余裕で待つことができます。でも、いつか2万円あげると言われても、待つことはできません。

つまり、我慢したあとに得られるものが大きいほど、また、いつまで待てばよいかがはっきりしている(できれば待つ時間が短い)ほど、簡単に我慢できるということです。

 

「食事の前におやつはダメ!」では我慢できなくても、「今は我慢して、食後にフルーツ三昧にしましょう」と言われたら、グッとハードルが下がります。

遊んでほしいと言う子どもに「あっち行ってて!」なんて言ったら泣いて収まりがつかなくなるかもしれませんが、「10分で手が空くから、そしたら公園に行こう」と言えば大人しく待っていられる可能性が高いわけです。

そして、できる我慢を積んで少しずつトレーニングすることで、子どもの我慢する筋肉が鍛えられます。これによって、大人になった時、やるべき時に、すべきことをやり抜くことができるようになるわけです。

無理なく少しずつ成長するほうが、子どもも親もストレスが少なくていいのです。

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