化学薬品への不信感

私は発病以来、西洋医学を信じてきた。血液検査をし、レントゲンを撮って、データを見る。データが何よりの根拠だと思っていた。医者は検査結果の数値と推移から、身体の状態を説明してくれる。問診からも判断する。症状を抑え、日常生活が楽になるように薬を処方する。

リウマチの痛みも薬を飲むと30分ぐらいでやわらぐ。痛みを感じなくなる時もある。手術後には痛み止めで眠ることができた。しかし時間が経って、薬が切れると痛み出す。痛みを抑えるためにまた薬を飲む。対症療法の繰り返しである。

骨折などは手術が必要だ。緊急事態に症状を抑えるために化学薬品が使われる。西洋医学が必要な場面はある。

関節リウマチの場合、MTXを服用すると、炎症反応やリウマチ反応は数字的にはよくなっている時がある。しかし、関節の痛みやむくみという自覚症状を伴う場合がある。不調を医者に訴えるが、データがよければ「いいですね」で終わる。体調の悪さは何も解決されていない

もちろん検査をし、数値を見て病状がどうなっているかを知ることはとても重要だ。しかし治療の判断材料は「それだけ」なのだろうか。疑問が生じた Photo by iStock

医者は診察室で姿勢や骨格のゆがみなどをみることはない。聴診器を胸や背中に当てることも、お腹を触ることも、脈をみることもない。私は疑問と不信感を募らせた。

リウマチ因子の数字はよくなっても、副作用で肝臓や腎臓、胃、肺などの臓器が悪くなれば患者は苦しむ。患者がよくなった自覚がなければ意味がない。医学的な数値合わせと思えてならない。身体は部分で判断するのではなく、全身でみるものだ。

どの病院に行っても同じだった。不調を告げると薬の量や種類が増える。それでもだめなら薬を変える。それが西洋医学の「治療」だ。