積水ハウスの「答え」
また「調査報告書の文書提出命令」についての認識や、株主代表訴訟での開示だけでなく、広く一般公開する意思について改めてたずねたところ、積水ハウスは次のように回答した。
「訴訟継続中のため、回答を差し控えさせていただきます。2018年1月24日付調査報告書は、社内調査を目的として作成されたものであるため、公開いたしません」
あの地面師事件から2年が経過したが、積水ハウスはいまだにその全貌を明らかにしようとしていない。
そうした姿勢が続く限り、地面師事件の後遺症に苦しめ続けられる呪縛からは解き放たれることはできないと思うのだが――。