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「気持ちよくて」「心地いい」あの体験をVRで再現してみたら

ASMR動画以上の快感がそこにあった

VR×ASMR? 

緩衝材のプチプチを潰す、枝豆からムニッとマメを押し出す、お菓子の蓋をペリペリ剥がす。

理由を説明するのは難しいが、やると無性に「気持ちいい」行為が、この世にはたくさんある。脳がゾワゾワする感じ。その快感は、誰しもが身をもって知っているはずだ。

最近では「ASMR」動画なるものも人気だ。ASMRとはAutonomous Sensory Meridian Responseの略で、日本語では「自律感覚絶頂反応」とも言われる。フルーツの咀嚼音、綿棒で耳かきする音、床屋のシャンプーのシュワシュワ音……などなど、脳が「気持ちいい」と感じる体験を促す音声や映像のことを指す。

もし気持ちいい体験をVRで再現できたら……。そんな願いを叶えるVRコンテンツがあるということを聞きつけ、さっそく試してきた。

新感覚のVR『オタワムレ』を体験してみた

『オタワムレ』のコンセプトはVR 空間をひたすらに柔らかく、そしてプレーヤーにとって心地よい空間を提供することです

こう話すのは、VR作品『オタワムレ』を企画・制作した、講談社VRラボの石丸健二氏。石丸氏は、これまで株式会社ポリゴン・ピクチュアズで『シドニアの騎士』などを手掛けてきたアニメプロデューサーだ。2017年以降は、VRを中心とした、最新のテクノロジーを生かしたストーリーテリングを探求し、様々なコンテンツを世に送り出している。

 

「まあまあ、前置きは十分なので、まずは体験してみください」と、石丸氏からVRヘッドセットを渡された。

確かに、百聞は一見にしかずである。記者である私は言われるがままにヘッドセットを装着。ゴーグルの中を覗いてみると、目の前には『オタワムレ』の文字が浮かんでいた。なにやらロゴも女性の指を模したようなデザインだ。

オタワムレ

そういえば、この作品のコンセプトは「ひたすらに柔らかく、心地よい空間を提供する」だったな……。色んな意味で、これは期待せずにはいられない。