体験に価値があれば、人々はかなりの金を払う 

 ニヒワトゥを作るに際し、創設者のクロードは「人里離れた、スペシャルで、ウェー ブ(波)のクオリティーが世界トップの一つに入る場所」を条件に挙げていた。 Photo by Jason Childs

 アクティビティの本物感とクオリティーの高さもニヒワトゥの魅力です。アクティビティを併設していること自体は珍しくはありませんが、世界屈指のスポットでのサーフィン、本格的なスポーツフィッシング、波打ち際での乗馬、滝や伝統的な村を巡るトレッキング、そしてプライベートガイドのサファリトレッキング付きのスパトリートメントなど、上質で一ひねりあるバラエティに富んだアクティビティが提供されていることが特徴です。

中でも、サンライズとサンセットの時間帯に浜辺で楽しめる乗馬は、ニヒワトゥならではの、とびっきり豊かな体験でした。澄み切った空気の中、白砂に蹄の跡を残しながら、手入れの行き届いた馬上で心地よい揺れに身を任せれば、散歩の時より波を一層近くに感じます。すると、無駄な思惑や余計な雑念が削ぎ落とされ、自分の感覚がシンプルに、鮮明になってくるのを実感できます。

オリジナリティあるアクティビティが盛りだくさんで、やりたいことが滞在中に制覇できず、「次はあれをやってみたい」とまた来たい気持ちにさせられることも、長期滞在者やリピーターが増える要因になっています。

家族全員でサーフレッスンを受けましたが、二人の若く爽やかなインストラクターが、エネルギッシュに教えてくれます。眩しい笑顔で一人一人に行き届いた指導をし、脱落しそうになるとすかさず「カモン、パパ!」「レッツゴー、ママ!」などと励ましてくれます。おしゃれで格好よく、心配りの行き届いたインストラクターとの出会いも、アドベンチャーの要素としてキラリと光りました。
 
1時間半のレッスンから戻ると、浜にはランチの準備が整っていました。テーブルクロスが敷かれ、食器等も本格的なテーブルセッティング。屋外キッチンが設営され、オーダーを受けてメインディッシュに取り掛かるべく、シェフがスタンバイしています。私たちだけのためのプライベートランチ。浜辺にござを敷いてのランチボックスを想像していましたが、自然の中でも例外なくニヒワトゥの上質なサービススタンダードが保たれていることに感心させられました。

「人は価値のある体験に金を払う。体験に価値があれば、人々はかなりの金を払うということを我々は証明しているんだ」とクロードは言います。「我々がここで提供しているものは、バリ島のフォーシーズンズにもないもの。『本物のソフト・アドベンチャー』なんだ」