8月 1日 博物学者のラマルクが生まれる(1744年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

ダーウィンにさきがけて進化論を発表したことで知られる博物学者ジャン=バティスト・ラマルクが、この日、フランスに生まれました。

ラマルクラマルク(Jean Baptiste Lamarck、1744-1829) Photo by Getty Images

ラマルクはフランス自然誌博物館で無脊椎動物の分類を研究するなかで、「生物の複雑な体の仕組みは、簡単なものから高度なものへ次第に変化することで獲得された」という進化論の発想に至りました。

彼がこの説を発表したのは1809年のことで、ダーウィンの進化論よりも50年も前のことでしたが、当時はまったく注目されることがなかったそうです。

ちなみに、ラマルクの進化論は「用不用説」と呼ばれ、生物が生活の中で身につけた形質(獲得形質)が、その子孫に遺伝する、というものでした。

たとえば、キリンは高い所にあるものを食べようとするうちに、すこしずつ首が発達して長くなり、それが子供に遺伝することで徐々に長い首を持つ種ができあがった──というものです。

用不用説用不用説のイメージ Photo by Getty Images

一方で、ダーウィンの進化論は、親が獲得した形質とは無関係に首の長い個体が偶然生まれ、その特徴が生存するうえで有利であったために子孫を残せる確率が高くなり、結果として首の長い特徴を持つ種ができあがった──というものです。

これが「自然選択説」と呼ばれており、用不用説より多くの支持を得るようになったことは、よく知られているとおりです。

自然選択自然選択説のイメージ Photo by Getty Images