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IDとIQの融合…ノムさんに「東大野球部監督」説が急浮上?

今年は創部100周年

野村監督にとって最適なチーム

「野村さんは確率論や、数字データに裏づけられた野球のセオリーを打ち立てている。東大の選手たちは当然、みんな優秀な頭脳を持っていますから、野村さんの教えを理解できるでしょうね」(スポーツジャーナリストの古内義明氏)

ヤクルトや阪神、楽天で監督を歴任してきたノムさんこと野村克也氏(84歳)が、東大野球部の総監督に就任する。今、そんな待望論が巻き起こっている。

コトの発端は先月のこと。殿堂入りした元プロ野球選手だけを対象とした「学生野球資格回復研修特例」の面談に、ノムさんがサプライズ参加したのだ。

これは球界の功労者に対して、1日限定の研修を受ければ高校や大学で指導する資格が与えられるというもの。

この日、ノムさんは研修を終えて上機嫌。集まった関係者に対しても、「弱いチームを強くするのが好き。ダメでもともとだし、勝てば評価が高まる。監督冥利に尽きる」と、含みのある本音を漏らしていた。

ノムさんといえばID野球の提唱者。そんな彼の野球哲学が日本一のIQ集団である東大野球部と融合するとなれば、まさにビッグニュースだ。

「今年、東大は創部100周年のメモリアルイヤー。ユニフォームを刷新するなど次の時代に向けた東大野球部を外に向けてアピールしています。

実は今、東大野球部は部員100人超の大所帯になっている。これは100年の歴史の中でも最多。それだけ選手層が厚くなっていることを意味しています」(前出・古内氏)

本誌が野村監督のマネジメント事務所と東大野球部にこの件で取材を申し込んだところ、「そのような話はありません」との回答がかえってきた。

だが、これまで何度も驚きの采配で奇跡を演出してきたノムさん。球界を代表する知将の総仕上げとして、東大野球部はまさにうってつけの現場となるはずだが――。

「週刊現代」2019年7月13日・20日合併号より