デブ脳に恐怖を感じ、その衝撃に涙が止まらず

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それにもかかわらず、あるとき夫の仕事の手伝いで納品先に行った帰り道で、買い物をして帰ろうと思ってスーパーに寄ったとき、疲れてお腹が空いていたこともあり、突然〝食べたい食べたい〟と、ズズン、ドカンと特大打ち上げ花火が上がったようにデブ脳が出現し、売っていたお惣菜をすべて買って食べたくなりました。

私は、買い物かごを戻してスーパーから逃げるように出ました。お守りを持っていたことも忘れ、今まで感じたことがない強烈なデブ脳に恐怖を感じ、その衝撃に涙が止まらず、泣きながら運転して帰りました。

悪いものの力ってパワーがある。引き込まれたらどんどん落ちていきそうだ。そんなの嫌だわ! どうにかせねば! 私はできる! できるわ! 大丈夫よ! そんなふうにデブ脳が出るたびに、やせ脳に語りかけて、自分を褒めたり、励ましたりしました。

私はもともと妄想癖が強いので、やせ脳の絵を描いたらどんどん妄想が膨らみ、やせ脳が私の味方になってデブ脳と戦ってくれたり、励ましてくれたり、褒めたりしてくれました。

「デブ脳め、また来やがったな! 根こそぎ倒してやるわ! さぁさぁ! どうしたどうした!やってごらんよ! けっっ!」
「ぶーこちゃん、えらいわ!」
「ダイエットを決意した日を思い出せ!」

そしてやせ脳がたくさん出てくると、ただ〝デブ脳に負けない〟ということだけでなく、前向きな気持ちになれて、冷静な答えが出てきます。

「今はお腹は空いていないわ!」

「お菓子をいただいたけど今は食べる時間ではないから、明日、家族と一緒に食べるわ」

「夜は寝るだけだから食べるなら昼がいいよ!」

「食べるならほかの食事の糖質を減らして調節しよう」

こんなふうに、最初の1ヵ月はデブ脳とやせ脳との激しい戦いでした。

1ヵ月でマイナス7kg達成!

最初の頃は、私の中のやせ脳が弱かったので、日々、デブ脳が出たときはノートに書きました。  

たとえば〝今日も10時にデブ脳が出たよ〟と書いておくと、翌日
10時にまたデブ脳が出そうになったとき、「やっぱりまた来たか! 来るってわかっていたさ!」と身構えることができるのです。

 スーパーに買い物に行ったとき、デパ地下の大好きなパン屋さんに行ったとき、近所の人からお菓子をもらったとき、と毎日いろんな場面でデブ脳が出ましたが、そのたびにやせ脳と戦わせました。 

 そして、ゆる糖質制限ダイエットを毎日コツコツやり続けていたら、デブ脳が出てきてもあの〝ゾワッ〟が消えていき、〝ソワソワ〟も弱くなってきたので、〝よし! この調子で続けていいんだ! コツコツやっていくしかない!〟と思いました。

 そうするうちにゆる糖質制限の効果が出て、体重はどんどん減り1ヵ月で7㎏落ちました。夜にデブ脳が出るのを避けるため早寝早起きをする習慣も身についたら、体が楽になっていきました。7㎏やせた軽さもあるけれど、それよりも体調がものすごくよくなり、朝起きたときにシャキッと目覚めるようになり、不調がどこかに消え、ちょっとしたことでイライラすることもなくなったのです。

 この〝体のリズム〟が整ってきた頃からデブ脳が弱くなっていき、〝お守り〟を使うことも少なくなっていきました。数ヵ月たった頃、〝そういえば最近お守り使ってないな〟と思い、バッグの中を見たら、お守りのチョコが溶けて変形していました。

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