# 採用 # 就活

もう建前はいらない!「採用直結型インターン」の何が悪いのか?

よりオープンな新卒採用を
佐原 資寛 プロフィール

1Dayインターンシップの解禁で何が変わった?

2017年には、それまで「5日間以上」としていたインターンシップの日数規定がなくなった。2018年度に卒業(入社)する学生向けに1Dayインターンシップが解禁されたのだ。

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それまではプレサイト(大手就職ナビサイトが運営する、インターンシップ情報を掲載するためのサイト)に情報を掲載する上で、選考へ直結を匂わすものや日数が少ないものは修正を求められてきたが、これも1Dayインターンシップ解禁に伴ってかなり甘くなった。

以前は、無料で掲載できていたプレサイトも、今では実質有料化して、運営する各社も企業にとって価値のあるプレサイトでマネタイズしようという方向性が見えてきている。ここまで状況が変わってもなお、「採用直結型インターンシップ自粛」というのは、ルールとは何か?と言いたくなる。

 

企業側の動きとしては、2017年の1Dayインターンシップの解禁に合わせて、夏休みなどの学生が動きやすい時期に、1日のイベント型インターンシップを開催する企業が増えた。

しかし、夏休みに1Dayインターンシップを実施しても翌年3月の広報解禁(実質的な選考開始)まで接点を継続することが難しく、1Dayインターンシップ乱立で学生側も複数のインターンシップに参加するため、自社の印象が消えてしまって結局母集団につながらないと、2018年は冬の時期(12月~2月)に説明会型イベントを実施し、実質的な広報解禁を3月から数ヶ月前倒すことで他の企業を出し抜こうと考えた。

ただ、この時期にインターン実施企業が集中してしまい、学生が思った以上に集まらないという企業が多数あり、結局2019年は夏のインターンシップを実施した上で、広報解禁時期(翌年の3月)まで接点継続の工夫をしようという企業が増えている。

我々はこれまで、新卒の内定者が入社時に感じるギャップを埋めるために、内定期間中にスマートフォンアプリを通じて先輩の情報を動画で配信し、会社の様子を知ることができ、不安があれば、人事や社員に直接質問ができるエアリーフレッシャーズクラウドを4,000社以上に提供してきた。

本サービスをインターンシップに参加してくれた学生向けに、スマホアプリを通じて、インターンシップ後の継続的な情報発信、情報提供に活用する企業が前年比4割増と急増していることも、先に書いた夏のインターンシップ実施と、その後の接点継続に苦心する採用担当者の実情を如実に表している。

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