# 就活 # 採用

もう建前はいらない!「採用直結型インターン」の何が悪いのか?

よりオープンな新卒採用を
佐原 資寛 プロフィール

採用担当者の声「インターンシップは大事な接点」

インターンシップを新卒採用における重要なプロセスと捉える機運は年々高まっている。売り手市場が加速する中で、学業優先という大義名分のもと、会社側が就活生に対して「採用」の名目で広報を開始できる時期は後ろ倒しになった。このままでは優秀な学生を目標数採用しきれないという焦りが生じた。

採用広報前から学生と接点を持てる機会はインターンシップしかない。インターンシップの接点から採用につなげていくという手法が徐々に浸透してきている。

ある新卒採用担当者は、採用に何かしら繋がらなければ、インターンシップをやる意味はないという。昔、採用に関する指針で選考開始を6月と定めた時、これまでのように優秀な学生が指針の影響範囲外の外資系企業やスタートアップ企業に行ってしまうのではないかという懸念から、大手企業はこぞって「内々々定」を出した。

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内定は正式な内定通知があるもので10月の内定式に出される。その内定を内定するものとして「内々定」というものがあるが、これも実質選考が始まる6月より前に出すと叩かれる可能性があるため、その内々定を内定するという意味で「内々々定」という言い方になる。

いまでは指針が形骸化しており、このようにコソコソしなくとも良くなったが、本音と建て前が常に共存し続けるのが新卒採用の現場なのだろう。

 

先の新卒採用担当者も、学生から「このインターンシップは採用選考と関係ありますか?」という質問に対しては、「採用直結型ではないので、関係ありません」と回答すると言う。

今はネットに何でも書かれる時代。イチ採用担当者の発言でもネットに晒されてすぐに炎上する。企業名に傷がつかぬよう回答には細心の注意を払っているのだ。それにインターンシップの中で全員の本選考の合否を決めているわけではないので、嘘ではないのだろう。

一方で、インターンシップに参加した学生には別の選考フローがあったり、通常より先行して説明会の枠を設けるといったことは当たり前に行われている。

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