8月 3日 物理学者フィッツジェラルドが生まれる(1851年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

相対性理論の提唱者の一人として知られる物理学者ジョージ・フィッツジェラルドが、この日、アイルランドのダブリンに生まれました。

George Fitzgerald (1851-1901) ジョージ・フィッツジェラルド(George Fitzgerald、1851-1901) Photo by Getty Images

フィッツジェラルドは、光の電磁理論を専門に研究し、交流電流から放射される電磁波や、光の反射・屈折の理論を確立した人物です。「エーテル」に対する地球の運動を計測しようとして失敗に終わった、マイケルソン‐モーリーの実験の結果から、運動する物体の長さが縮む(ローレンツ収縮)というアイデアを提唱したことで知られています。

マイケルソン-モーリーの実験1887年のマイケルソン-モーリーの実験で使われた干渉計 Photo by Public Domain

「エーテル」とは、光を伝える媒質として宇宙空間に充満していると考えられていた仮想物質で、後にその存在は否定されることとなりました。

ですが、ローレンツ収縮のアイデアはアインシュタインによって「空間そのものの収縮」として特殊相対性理論において論証され、その後の科学の発展に大きな影響を与えていったのです。