年金は巨大な「国営ねずみ講」だから、負の所得税に一本化すべきワケ

最後は踏み倒される
大原 浩 プロフィール

年金は自分で管理したほうがまだましだ

結局、政府=官僚・役人・政治家に資金を預けてやりたい放題されるよりも、自分で運用したほうがまだましということである。

別に「国営年金」に頼らなくても、民間の年金プランは既にたくさんあるし、「自由化」が行われれば、激しい競争の中さらに魅力的なプランも色々と出てくるはずだ。

もちろん、自分で運用してもいいが、うまくいくとは限らない。ただし少なくとも官僚・役人・政治家に盗まれることは無い。

 

注意すべきなのは、世の中の金融機関というのは悪辣なかんぽ生命と大差はないから、顧客の有利になるような商品など絶対に勧めてくれないということである。

もし、運用がうまくいかなかったり、民間の保険会社が倒産したりしたらどうするのかという不安もあるだろうが、倒産に関しては、銀行の預金保険機構のような仕組みを保険会社に適用すればよいだろう。

そして、もし、自分自身での運用がうまくいかなければ、生活保護を受ければよいのである。

現在の国民年金の受給額は(日本国憲法に定められた「健康で文化的な最低限度の暮らし」を保証する)生活保護受給額の3分の1程度しかないのだから、年金を満額もらえたところでまともな生活などできない。

現状であれば、生活保護を老後の設計に組み入れたほうが確実だ。受給者が多くなれば、政府の徳政令が発せられるかもしれないが、その時には年金も破綻するであろうから同じである。