北山田駅舎

神奈川・北山田が首都圏「住みごこち」第3位!驚くべき人気の秘密

広尾、市ヶ谷に続く「住みよさ」とは

住んでみたい憧れの街について調査する「住みたい街ランキング」があるなら、住人にどれほど愛されている街かを評価するランキングがあってもいい。そんな思いから実施されているのが、「その街に住んでいる人たちによる街の住みここち」調査(大東建託)だ。ランキングトップには、広尾、市ヶ谷など、誰もが納得する高級住宅街が並ぶ。だが、驚きは、3位に入った「北山田」という駅名だ。

そもそも、どこにある街ですか?

調査では街の魅力を「親しみやすさ」「静かさ・治安」「交通利便性」「生活利便性」「イメージ」など全55項目に分け、ポイント化して駅別に集計した。東京・神奈川・千葉・埼玉の約1224駅が対象。これら駅が立地する145自治体に住む20歳以上の男女約6万人から回答が集まった

総合ランキングの1位は広尾2位は市ヶ谷。いずれも都心に近く、駅付近に高級住宅地を有する。交通の便も良く、駅付近にはスーパーも多い。実際に住めるかどうかはさておき、「住んでみたらきっと気に入るだろう」という想像はできる(総合ランキングは3ページ、5ページに掲載)。

だが、3位の「北山田」という駅名を聞いたことがある人はどれくらいいるだろうか。「きたやまた」と読むこの駅は神奈川県東部(横浜市)にある。港北ニュータウンの一部で、横浜市営地下鉄グリーンラインに乗って東急東横線・目黒線の日吉駅まで4駅(10分弱)の住宅街だ。

周辺住民にとってはなじみ深いかもしれないが、このランキングで初めて認知したという人も多いだろう。筆者もその一人だ。

県別のランキングでは神奈川県の1位。各項目別のランキングを見ても、「歩いて生活する良さ」が3位「街並みのきれいさ」が4位「デパートなどの充実度」は7位。アンケートの対象が1000駅もあることを考えると、かなり評価が高いことがうかがえる。

神奈川ランキング
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一体、どんな街なのか。この目で確かめることにした。

 

北山田は「コンパクトで『なんでもそろう』街」

ニュータウンの一角と聞いて駅前にマンションが林立している様を想像していたが、駅前は驚くほど開放感があった。暖かみのあるオレンジ色の屋根の駅舎は「まちの持つ“南欧スタイル”をイメージしたもの」(横浜市交通局)。歩道や近隣のビルの色もこのオレンジとグラデーションになるようなレンガ色で、統一感のある街並みを感じられる。

北山田駅舎

駅のすぐ脇にはあざみ野方面と綱島方面を結ぶ県道102号を横断するようにペデストリアンデッキが設置されており、歩車分離も徹底。駅の裏手は緩やかな傾斜で、国体にも使用された横浜国際プールまで歩道がつながっていた。