中国企業からの脅迫文に爆発未遂事件…アマゾン出品者の「苦悩」

誰も助けてくれない
石武 丈嗣

まず1番おかしかったのが、タイミングです。実は、前日にライバルの中国セラーから「お前の商品を潰す!」と脅迫メールをもらっていました。そして、その次の日に急に「爆発した」とamazon側に連絡があって販売停止になった形です。あまりにもタイミングが良すぎるのです。

Photo by iStock

さらに、その後おかしいと感じたのは、お客様からは弊社側に一切連絡もなく、Amazonからも連絡をしているのに、一切返答もない形だったからです。それどころか爆発したとの連絡を受けていたので、消防や警察、役所などに連絡しているかと思って、その連絡を待っていたのですが、3、4日経っても、どこからも連絡はありません。そこで私の方から関係各所にも連絡したのですが、事故が起きた記録は見つかりませんでした。

その後、Amazonに連絡したと思われるお客様から商品の返送があり、内容物を確認したのですが……それが驚きでした。実況見分のためその様子を動画を撮っていたのですが、商品は「未開封・未使用」だったのです。

そのことをすぐにAmazonに報告すると、虚偽の報告だと判明し、出品の再開を認められました。ただ、実際に出品再開になったのは1週間後の7月8日19時でした。そのため、販売停止を被ったこの間、100万円以上の損害を被った計算になります。Amazonとのやりとりや対応で人件費や時間コストも考えた場合、確実に200万円以上の損害は出ていると思います。

 

一連の騒動後、もらった脅迫メールから情報を辿ったところ、ライバルのヘッドライト会社だということが判明しました。また、SNS上でも虚偽の情報を流していることも確認できたため、今は弊社の顧問弁護士に相談し、偽計業務妨害に当たる可能性があるとして警察にも相談しようとしているところです。