山本太郎が語る「無年金の氷河期世代を救わなければ、未来はない」

厚労省は、まるで「他人事」だが…
時任 兼作 プロフィール

どうやって生活しろと言うのか

1と2についてはまとめて、次のように回答してきた。

未納者は、平成21年度以降、集計済みの29年度まで、それぞれ321万人、321万人、320万人、296万人、259万人、224万人、206万人、179万人、157万人。

一方、未加入者は、平成22年度は調査していないとした上、3年周期の抽出調査による推計とし、19万人(平成25年度)、9万人(平成28年度)。

気になるのは、このような注記があったことである。

《未納者とは、国民年金保険料を24か月以上納めていない者のことです》
 

ただそれだけを記し、未納者がどの程度の期間支払いが滞っているのか明らかにしなかった。また、3と4についても……。

《平成29年8月以降の受給資格期間は10年とされていますが、受給期間は保険料納付済等期間と合算対象期間(カラ期間)を合わせた期間が10年以上であることが要件になります。カラ期間は海外在住期間・学生が強制加入となる前の期間など日本年金機構では把握できないものであり、年金の申請時に申請者の方から申し立てていただくことにより初めて把握できるものです。従いまして、受給資格期間を満たさない方の人数については把握できません。

なお、仮に60歳まで(保険料を支払っても)受給資格期間が10年に満たない方でも、60歳到達時に国民年金に任意加入することや厚生年金に加入することで、70歳まで保険料を納付吸えば受給要件を満たすことができます。従いまして、現時点で今後10年の受給資格期間を満たさないであろう方の人数を推計することは困難です》

日本年金機構は、ホームページで《年金請求書や年金加入期間の確認のお知らせ(案内)をお送りしています》と謳っている。とすれば、加入期間についてのデータはあるわけで、受給資格がない人や難しそうな人の把握ができないはずはない。

加えて、「70歳まで10年間支払えば大丈夫」との説明も気になる。山本議員が語る。

「5の回答によると、40年間丸々払っても年に78万円程度。20年間だとその半額の39万円。そして、10年間ではなんと19万5000円。やった、もらえるぞとなっても月に1万6000円。20年間払っても3万2000円です。これでどうやって生活ができるというんですか。

国民年金の支払額は現在1万7000円弱ですから、わずか1万6000円のために、それと同額かそれ以上を払うような状況――しかも60歳を超えてから払えば受給資格は取れるなどと言われても、納得ができませんよね」