子どもたちも依存…「エナジードリンク」飲み過ぎはどれほど危険か

カフェイン中毒というリスク
美馬 達哉 プロフィール

エナジードリンク飲み過ぎは危険か?

たしかに缶をひっくり返してよく見ると小さい字で、原材料の成分表とともに「お子様、妊婦、授乳期の方やカフェインに敏感な方は飲用をお控えください」と書かれている。

2019年5月に米国心臓協会(AHA)雑誌に発表されたS・A・シャー博士らによる最新の研究では、約1リットルのエナジードリンクを健康成人が飲んだところ、わずかだが血圧の上昇(5 mmHg)があっただけでなく、4時間たった後に心電図の変化(QT延長)が認められたという。

これは健康なボランティアに対する実験だから実害は無かった。

〔PHOTO〕iStock

エナジードリンクの危険性でもっとも有名なのは2011年にアメリカで14歳の少女アナイス・フルニエが710ml缶2本のモンスターエナジーを飲んで死亡した事件だ。

その翌年には両親が製造会社を訴えている。

 

ただし、この少女はもともとの先天性疾患(エーラス・ダンロス症候群)があり、心臓の障害もあったので、やや特殊な例とも言える。

ちなみに、健康被害を引き起こす原因として怪しいとされているのはエナジードリンクの成分のうちカフェインだ。

大型缶モンスターエナジー2本に含まれるカフェインは475mgで、米国政府が出している健康成人の基準である1日400mgを超えていた。

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