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# 飲食店

増収増益の飲食チェーンが実践、強い店を作る「たったひとつの習慣」

「ワンダーテーブル」社長に聞く

しゃぶしゃぶの「鍋ぞう」、イタリアンの「オービカ モッツァレラバー」などを国内外に125店舗展開、年間約130億円の売り上げを誇るワンダーテーブルを取材した。レッドオーシャンと言われる飲食市場で、長く増収増益を続けられるのはなぜなのか。秋元巳智雄社長(50歳)に理由を聞いた。

どうしたらファンが増えるのか

当社はニッチ市場でトップブランドを築いています。例えば「ロウリーズ・ザ・プライムリブ」という米国発祥のローストビーフ専門店です。皆さん「今日はステーキ食べたいね!」と仰ると思いますが、なかなか「ローストビーフを食べたいね!」とはならないと思います。

そんななか我々は米国のブランドを誘致し、しかも赤坂に300坪を超える店を立ち上げたのです。もちろん開店当初は赤字、しかし「本当に価値があるものは認められる」と信じ、他にない体験を提供し続けると4年目から黒字化し、ファンも増え「今日はロウリーズへ行こうよ」という会話が生まれるようになりました。

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価値は自分自身でつくるもの。実は開業以来、競合は1店舗もありません。シュラスコの「バルバッコア」も、モッツァレラチーズのレストラン「オービカ」も同じ経緯で繁盛しています。

 

実家は埼玉で15代続く農家です。食事は家で穫れる米や野菜中心で、盆や正月に親戚が集まる家だったので賑やかな食卓が好きでした。転機が訪れたのは20歳の時。銀座の「プロント」1号店でアルバイトを始め、マネージャーも経験するうちに「飲食こそ天職」という思いが降ってきたのです。