# フリーランス

不安定なフリーランスVS安定した会社員、メンタル良好なのはどっち?

雇われない働き方から学べること
兵藤 郷 プロフィール

・時間単価や仕事満足度の高いフリーランスほどメンタルヘルスも良好

仕事の成果を示すものとして、他者評価である「時間単価」、また自己評価である「フリーランスになったことへの満足度」についてメンタルヘルスとの関係を分析したところ、時間単価は高い方が低い方に比べてメンタルヘルスが良好だった。同様にフリーランスとしての満足度が高い方は低い方に比べて、メンタルヘルスが良好だった。
(「時間単価」は主たる業務について、直近3カ月のおおよその平均額を時間単価に換算して回答してもらった。また「満足度」は、フリーランスになったことに関する満足の程度を、1~5の5段階で回答してもらった)

 

メンタルヘルスが良好な人は、中央値で時間単価3,000円、年収450万円に対し、メンタルヘルスが不調な人は、中央値で時間単価2,500円、年収400万円という結果だった。

メンタルヘルスに不調を抱えていると注意が散漫になり、周囲とのコミュニケーションにも難しさが出てくる。

そうした状態でフリーランスとして満足度高く、成果を上げるのはハードルが高いことが容易に想像される。

より高い単価を実現し、フリーランスとして満足度高く働いていくためにはメンタルヘルスのケアは重要なポイントとなる。

成功しているフリーランスから学ぶこと

前述してきたように、フリーランスの中にはメンタルヘルスという点で会社員よりも良好である人が少なくないこと、また、良好なメンタルヘルスのフリーランスは、他者評価である時間単価、自己評価である仕事満足度が高いことが分かった。

このように成功しているフリーランスは、新しい働き方が求められる時代に適合しており、そこから会社員が学べることも少なくないと思われる。

成功しているフリーランスに共通する特徴として下記の4つが挙げられる。

1.働く力のメンテナンス

成功しているフリーランスは生活習慣に気を使い、良好なメンタルヘルスを維持していることが判明した。

特に睡眠の質に気を付けることが、良好なメンタルヘルスに有効という結果だった。睡眠時間の確保も重要だが、その睡眠が十分に疲れを取れるものに出来るように心がけたい。

食事、運動、睡眠の正しい生活習慣が良好なメンタルヘルスや高いパフォーマンスにつながることは自明なことであるが、特に働く時間が自由であるために公私の境目が曖昧になりやすいフリーランスでは特に注意が必要であり、成功しているフリーランスは生活面を律している傾向にある。

もちろん生活習慣として、食事、運動、睡眠の3つを適切に確立すること以外にも、休日にゆったり過ごすこと、あるいはマッサージやアロマテラピー等で身体的なリラックス状態をつくるといったことも有効であると考えられている。