私たちには、共通の友人もたくさんいますが、それ以上に、それぞれの友人も多くいます。私も夫も、特に東京に滞在中は会食などが多いのですが、いちいち「誰と出かけるか」など伝えません。

ただ、「こんなおもしろいことがあったよ」とか「〇〇さんって素敵な人でね」というような、相手に伝えたいと思ったことに関しての会話は、後日することはあります。

そうしてリラックスできるそれぞれの時間を持つこと、別々の交友関係を持つことで、逆に一緒にいられる時間がいとおしく大切なものとなり、すっかり喧嘩の回数も減りました。

仕事中は家の中でもメッセンジャーで

1日の基本的な過ごし方はある程度決まっています。朝9時過ぎにブランチ、その後、夫がコーヒーを入れてくれ、ポットに温かいお茶を作ってくれるので、夕食までの時間は、それぞれ隣の部屋で仕事をします。そして夜は7時半ごろに食事を共にします。

仕事中は、お互いに話し掛けられて作業が中断するのが嫌なので、急ぎでない伝達事項は、facebookのメッセンジャーで送っておきます。「〇〇をやっておいてね」「あれを買っておいて」など日常的なことから「このお店おいしそうだから、今度行ってみない?」というようなお誘いだったり。

松尾さんの自宅。ともに自宅で仕事をするからこそ、相手の時間を尊重している。リビングには二人の写真と松尾さんの絵が 写真提供/松尾たいこ

だけど食事の時には、いま考えていることや出来事を話し、悩んでいることへのアドバイスをもらったり、夜だとお酒を飲みながらネット配信の映画を楽しんで感想を言い合ったりと、たくさん話をします。

外食はそう多いほうではなく、特にスペシャルな外食はお互いの誕生日と結婚記念日ぐらい。
それ以外の日は、上に書いたような地味な毎日を過ごしています。

私たちは「穏やかな日常を継続していきたい」と思っています。

仕事に関しては、お互いにもっともっと大きな夢がありますし、それに向けて日々頑張っていると自負しています。けれど、それ以外の日常に刺激は求めていません。