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ハローワークで目撃した「残念なおじさん」3つの特徴

大企業の人ほど注意が必要だ
終身雇用、年功序列といった平成の働き方が終わりを告げようとしている今、社会人に求められているもの。それは「起業家マインド」だ。著書『起業家のように企業で働く 令和版』で知られる経営学者・コンサルタントで、過去にはNEC、マッキンゼー、ユニデン、アップルなどの複数社で勤めてきた小杉俊哉氏は、これまで「残念なおじさん」を多数、目撃したという。将来、そうならないために、今できることとは? 小杉氏にメッセージをもらった。

もっと広い目で見てみよう

君もそうだが、仕事を熱心にやっている。そういう人が得てして陥りやすいのが、目の前の仕事しか見ていないので、どんどん視野狭窄になるということだ。その中でもがいてしまう、いわゆるタコ壷化だ。

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そうならないために、君に気をつけてほしいことが「自分の市場価値を意識する」ということだ。

市場価値とは、一義的には、いくらの報酬をもらうに値するかということだ。もらっている報酬分の価値を生み出しているかどうか。さらに、世の中的には別の会社が自分にいくらの報酬を払って雇いたいのだろうか、ということだ。

これは簡単に知ることができる。人材紹介会社に登録し、アドバイザーから評価してもらうといい。場合によっては、転職(転社)するつもりがなくても、自分の「定期健康診断」と称して、他社の面接を受けている人がいる。

転職のつもりはない、なんてことは言わなければいいんだ。まあ、面接する方にしては、入る気がないのに面接させられるのは時間の無駄なんだけどね。

もっとも面接なんて受けなくてもいい。「社外のネットワークをつくる」ということがここでも有効なんだ。他社や別業界の友人や知人が、どんな働き方をしているかという情報を絶えず交換しておく。そうすると、その人たちと比べた自分の相対的な市場価値がわかるはずだ。

 

ちなみに、私は20代にひたすら目の前の仕事しかしていなかったばっかりに、留学して驚いたことがある。それは、金融機関に勤めている人たちが、20代のうちに資格試験を受けるなど、専門知識をいかに勉強していたか、その違いを思い知らされたからだ。

市場価値というものについてのもう一つの見方は、エンプロイアビリティが高いかどうかということだ。これは、報酬のいかんに関わらず、果たして自分はこの会社を離れたらどこか他の会社で雇用されうるかどうか、という視点だ。

なぜ、エンプロイアビリティを意識する必要があるかということについて、以下のような話をしよう。

私は、1997年末をもって会社勤め(いわゆる宮仕え)を辞めた。以降3社ほど会社を立ち上げて代表になっているが、いずれも自分たち、あるいは自分で作った会社であり、雇われているわけではない。