6年待ちの寿司屋、2年待ちの居酒屋…「超・予約困難な店」を直撃!

いくらなんでも…? 
週刊現代 プロフィール

「僕は1ヵ月以上先でしか予約の取れないお店にはまず行きません。予約が長期化してもいいという考えを持っているようなお店で楽しい時間を過ごせるとは思えない。

また、たとえ常連になれば予約待ちをせずにすぐ入れるとしても断ります。常連風を吹かすなんて、恥ずかしいことですから。

結局、身近なお店を回って、自分が美味しいと感じるところが何軒かあれば十分なのです。話題に飛びついて新しいお店をいくつも開拓したって、不要なものを増やしていくだけです」(前出・柏井氏)

自分にとって何が必要で何が不要かを見極められるのが大人だろう。ましてや、食そのものを楽しむのに、他人がどう評価しているかなんて話は野暮というものだ。

 

エッセイストの海老名香葉子氏が語る。

「私は江戸っ子で蕎麦には目がありません。新蕎麦が出回る秋ともなれば、神田の『やぶ』には、行列に並んでも食べたいと思います。ですが、それは、行列のできる評判のお店に行きたいのではなく、旬の季節に旬の食材を食べたいからです。

並んだって、たかだか15分程度のことです。食べたいと思ったときにすぐ食べるのが一番美味しい。何年も待ってなんていられません。気心の知れた人と『美味しいね』なんて言いながら食べる。それで充分に幸せじゃないですか」

2年先の予約を入れたのに、2年後に店が潰れていたなんてことや、はたまた、予約を入れていたことをすっかり忘れていたなんてこともあるだろう。待たせる店も店だが、それをありがたがる客も客だ。

「週刊現代」2019年7月6日号より