【参院選】全選挙区・全候補の「当落予測」生データを公開

山本太郎はどうなる?
週刊現代 プロフィール

大阪・愛知は激戦に

岩手には、「小沢一郎王国」の威光が残る。自民現職で元復興大臣の平野達男氏と旧自由党(国民民主党に合流)推薦の横沢高徳氏の競合で、言わば「新旧小沢派対決」といったところだが、横沢氏が優勢と見られる。

安倍首相が「第一声」の演説に選んだ福島は、「'16年の参院選で総理自ら『ここは絶対に落とせない』と発破をかけていた」(自民党選対関係者)にもかかわらず、民進党に議席を奪われた因縁の地だ。だが今回も、福島県議の水野さち子氏(無所属)に軍配が上がる可能性が出てきた。

「自民現職の森雅子氏(元内閣府特命担当大臣)の評判が非常に悪く、野党候補が一本化された時点で自民党側には敗戦ムードが漂っている」(福島県連関係者)

 

同様に山形でも現時点では野党候補が優勢だ。'16年の参院選で、自民党は東北6県で1議席しか獲得できなかった。今回の選挙戦次第では、東北6県が完全に野党のマスに塗り替えられることもありえる。

その他、自民党が「激戦区」に指定する三重や滋賀などの1人区でも、野党優勢の情勢が続きそうだ。

とはいえ、32ある選挙区で野党統一候補が勝ち越すことはむずかしい。

「かねてから自民党の牙城とされている北陸、四国、九州の1人区では、やはりほとんどのブロックで自民党優勢とされています。野党がまったく進出できていない地域です」(自民党関係者)

このうち熊本県では、肝心の「野党共闘」にきしみが生じている。自民現職の馬場成志氏の対抗馬となる野党の統一候補は、弁護士で新人の阿部広美氏だ。

「野党は'16年の参院選でも阿部氏を統一候補として擁立し、野党共闘のさきがけの地としてきました。

ところが阿部氏が熊本県議選で、立憲民主党の推薦候補がいるにもかかわらず、共産党の応援演説に回ったことに立憲側が腹を立てている。野党統一候補のはずだったのに、結局推薦するのは共産、社民の2党だけになってしまった」(熊本県連関係者)