【参院選】全選挙区・全候補の「当落予測」生データを公開

山本太郎はどうなる?
週刊現代 プロフィール

イロモノ扱いされ続けてきた山本氏だが、放ってきた一手は侮れない。7月3日に山本氏をインタビューした前出・鈴木氏は、れいわ新選組の「決断」をこう読む。

「山本氏自身は東京選挙区に出れば50万票程度獲得できるでしょうから、比例1議席の足掛かりになる。ただ、本人は『2議席ではなく、それ以上を取りに行くために全国を飛び回る』と言うんです。

今回山本氏が当選するかは微妙なラインですが、彼が見据えているのは、次の衆院選でしょう。

'09年総選挙で70%弱だった投票率が、'17年の衆院選では50%近くまで落ち込み、およそ2000万票が『眠った』状態になっている。山本氏がここで行動を起こすことで、この票を掘り起こし、新たな野党共闘の軸になろうと考えているのです」

参院選では一種の客寄せパンダに徹し、党の知名度アップと党勢の拡大に専念する。「風」が吹き始めれば、比例3位の山本氏を含め、政党要件を満たす5人当選の可能性もゼロではない。

 

東北と「イージス・アショア」の影響

ここからは、各ブロック、選挙区での注目点をチェックしてみよう。全国的に「自民優勢」の流れが強いと見られているが、苦しんでいる地域もある。東北6県がその代表例だ。

東北6県はすべて1人区で、自民党はこの6県を「選挙重点地区」としている。ところがデータを見ると、東北においては五分五分どころか「野党有利」の空気が広がっていることがわかる。

「秋田は菅官房長官の故郷で、6月中旬には自ら秋田入りし、演説を行ったほどの力の入れようですが、陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』の適地調査ミス問題が尾を引いています。

加えて秋田は農業県ですから、アメリカとの貿易交渉でトランプ大統領に譲歩したと思われる安倍首相への不信感も強い」(前出・鈴木氏)

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