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NTTドコモ、「脱・携帯会社」でここへきて株価急上昇の意外なワケ

今週の「AI株価予報」で読む
マネー現代編集部 プロフィール

携帯会社からの「脱皮」

実際、NTTドコモではdポイントを利用して投資体験ができるポイント投資サービスを開始。すでに20代、30代若者から人気を得ているが、それだけではない。財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「ポイントの会員データを自社以外に開放することで、マーケティング活動支援をする事業をすでに始めている。NTTドコモはいまや単なる携帯電話銘柄にとどまらず、ビッグデータ関連銘柄として株式市場で注目されているわけです」

NTTドコモはフィンテック企業としての存在感も増してきている。

 

スマホ決済「d払い」やクレジットカードの「dカード」などのサービスが多くのユーザーを抱えているが、金融事業のさらなる拡大が見込まれるからだ。前出・藤本氏が続けて言う。

「これからはいま急速に市場が拡大している信用スコア事業に参入して、『ドコモスコアリング』を始める予定。さらに、ドコモ回線の利用者に融資する仕組みとして『ドコモ レンディングプラットフォーム』も提供し始める予定です。NTTドコモは自社株買いにも積極的で、株式市場での評価が高まっている」

携帯事業では逆風が吹き荒れる中、その裏で着実に「脱皮」を図っている。株式市場はそうしたNTTドコモの変身ぶりを評価し始めているわけだ。

もちろん、こうした新施策も携帯ビジネスで稼いだ元手をもとに投資しているのもまた事実。これからは本業である携帯事業の大激戦が予想される中で、携帯事業の減速を補って余りあるほど新しい事業の稼ぎを確立できるかどうか――。残された時間はそう長くはない中で、NTTドコモは本当の正念場を迎えることになりそうだ。

そんなNTTドコモと同様、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』が上昇相場を予想するのがヤフー (4689)である。

こちらもNTTドコモと同様、いま株価が絶好調なのだ。