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45歳の就活でも15歳の受験でも使える「面接必勝」のルール

20字に削ぎ落とせ!

トヨタの豊田章男社長がアメリカの母校バブソン大学で行ったスピーチは、アメリカで大絶賛をあびた。その内容の紹介と共に、「なぜここまで絶賛されたのか」を分析してくれたのが、NYで自身の「ブレイクスルーメソッド」を利用したプロスピーカーとして活躍するリップシャッツ信元夏代さんだ。

7月には『20字に削ぎ落せ ワンビッグメッセージで相手を動かす』という著書を出した信元さん、著書には豊田章男社長のスピーチに留まらず、私たちがすぐに使えるプレゼンやスピーチの極意が満載だ。

そこで、本書に書かれている内容をもとに、今回は高校受験から就活まで使える「面接必勝のルール」をお届けする。

NYで様々な国のクライアントに向けスピーチ法を伝授する信元さん 写真提供/リップシャッツ信元夏代

MBAプログラムでの壁

誰でも受験や就職や転職、あるいはキャリアのチャンスを掴むために、自己アピールをしなくてはならない場面があるでしょう。その時に絶対に知っておいて欲しいスキルがあるのです。

2000年のこと、私はそれまでNYで勤めていた商社をやめて、ニューヨーク大学のMBAプログラムに挑戦しようと決めました。

ところが現実は厳しいものでした。
GMAT(Graduate Management Admission Test)という、経営修士号を取得することを目的としたビジネスコースに入学する条件とされるスコアの点数が足らず、補欠リストに入ってしまったのです。
合計7回も試験を受けた結果、なんとかGMATの点数を100点上げることができました。

これできっと合格通知が来るだろう、と思いきや、1か月たっても一向に連絡がないのです。

いったい何が悪かったのか。MBA経験者にアドバイスを求めたところ、
「ビジネススクールなのだから、数ある候補の中で、ほかでもないあなたを採用したいと彼らに思わせるようなプレゼンをしてみなさい。でも短くね。みんな忙しいんだから」
とのアドバイスをいただきました。

まさか大学院入試にもプレゼンが必要だとは。そこで私は、仕事の集大成をプレゼン資料にまとめ、ニューヨーク大学に出向くことにしたのです。

 

徹底的に削ぎ落したプレゼン

とはいえ、もう面接も終わっているのでアポは取れないし、せっかくわざわざ持参するのに、受付に置いていくだけではインパクトがない。
そう思った私は、担当面接官がオフィスから出てくるのを待ち伏せすることにしたのです。

ひたすら待つこと40分。ようやく、担当面接官のジュリアが出てきました。
「Oh, hi Julia!」
と偶然を装って声をかけました。

「ちょうどこれを届けに来たところです!これは、私の仕事の集大成です。
私の最大の強みは異文化チームをまとめる力です。意見が異なる人たちをまとめ上げ、チームの成果を上げるコミュニケーション力で、MBAでもチームに貢献できるスキルです。その具体例がここに詰まっています。ぜひ見てください」

手短にポイントを述べ、手渡しして帰宅しました。