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# 鉄道

JR東日本「びゅうプラザ」廃止、そのとき困る人は誰なのか

Suicaに次ぐ「大改革」が始まる

窓口をやめ、インターネット一本化へ

6月28日、JR東日本が「びゅうプラザ」を2022年3月で終了すると報じられた。

「びゅうプラザ」は駅にある旅行販売サービス窓口だ。JR東日本は乗車券や特急券、定期券などについて「出札窓口(有人)」「切符券売機」「みどりの窓口」を設けているが、これらに対して「びゅうプラザ」はJR以外のチケット、宿泊予約なども扱っている。個人旅行をトータルサポートするほか、団体企画旅行も販売している。

しかし、JR東日本は2022年4月から「びゅうプラザ」に代わって新たなサービス「顧客接点型拠点(仮称)」を設置することが判明した。旅行の相談窓口として機能するけれども販売はせず、今後、旅行商品はインターネット販売に絞るという。

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この報道について、2つの心配がある。「顧客サービスの低下」と「JR東日本の収益減少」だ。インターネット販売に馴染まない旅行者はどこで旅行を手配すれば良いか。そして、いままで窓口を利用してきた顧客を失っていいか。あと1年9ヵ月後、JR東日本の旅の窓口はどう変わるのだろう。

「びゅうプラザ」の前身は国鉄時代の1968年10月に始まった「駅の旅行センター」だ。高度成長と国内旅行ブームを受けて、1973年に全国172拠点まで増えた。その後、国鉄分割民営化、JR東日本発足の際に「びゅうプラザ」と名前を変えたが、その時点でも150以上の拠点があったという。

 

しかし、現在は縮小が進み、店舗数は51まで減った。現在設置されている場所は、首都圏の主な駅と地方の県庁所在地駅などに限られている。JR東日本はこれらの店舗を閉店し、跡地のいくつかは「顧客接点型拠点」を配置するそうだ。