2019.07.22
7月22日 数学者のF・W・ベッセルが生まれる(1784年)
科学 今日はこんな日地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
この日、ベッセル関数にその名を残す数学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル(Friedrich Wilhelm Bessel、1784-1846)が、ドイツに生まれました。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルの肖像 photo by gettyimages
ベッセルは、貿易会社の経理係として働きながら、独学で数学と天文学を学び、天体力学の軌道計算から、1807年のハレー彗星の到来を正確に予言したことで科学界から注目されるようになりました。
数学の分野においては、彼が分類したことにちなんで名前がつけられた「ベッセル関数」も有名です。

これは、上記の微分方程式の解として定義される関数で、電磁波の伝播の計算や、量子力学のシュレーディンガー方程式を解く際など、あらゆる場面に登場する非常に重要なものです。
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