カーター・スチュワート(Photo by gettyimages)

ソフトバンクの新戦力、全米「ドラ1」右腕はどこまでやれるか

カーター・スチュワートはいつ登板か

今季の一軍登板はない?

「全部で30球団とその下部組織があるメジャーリーグでは、毎年ドラフトで約1200人が指名を受けます。そのなかで1巡目指名というのは、ちょっと別格のスーパーエリートです。手首の状態が疑問視されているとはいえ、まさか日本に来るとは誰も予想しておらず、本国でも注目を集めています」(メジャーリーグ評論家の福島良一氏)

'18年のドラフトでアトランタ・ブレーブスから1巡目指名を受けていたカーター・スチュワート(19歳)がソフトバンクへの電撃入団を発表して1ヵ月あまり。彼はいま、筑後にあるファーム施設で練習を始めている。

メジャーの至宝の実力はいかばかりか。実際に見た野球評論家の柴原洋氏が語る。

「ストレートはかなりキレがありましたよ。まだ全力ではないのに140km台は軽く出ていた。加えて、198cmあるのでかなり角度がある。バッターから見ると上から下に落ちてくるような感じです。鍛えれば160kmも出る素材でしょう。慣れてきたら、日本の打者も相当苦戦させられるのではないでしょうか」

 

さすがはスーパーエリート、ポテンシャルは十分というわけだ。気になるのは、いつ一軍で見られるのかということ。

ソフトバンクはスチュワートと6年契約を結びじっくりと育成する方針を掲げており、今季の一軍登板はないという意見もある。だが、前出の福島氏は違った見方を示す。

「本人は一刻も早く一軍デビューして、メジャーの球団にアピールをしたいところでしょう。しかも、スチュワートの代理人は辣腕で知られるスコット・ボラス氏です。6年契約といえども『本人が要望すればいつでもメジャーに挑戦できる』というような条項が盛り込まれている可能性すらある。そうであればなおのこと、早期の一軍昇格を目指すのではないでしょうか」

お目見えの日は、そう遠くなさそうだ。

『週刊現代』2019年7月6日号より