7月18日 沈没したタイタニック号の全貌を確認(1986年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1912年に処女航海の途中で沈没したイギリスの豪華客船「タイタニック号(ロイヤルメールシップ・タイタニック:RMS Titanic)」が、この日はじめてビデオにおさめられました。

海洋地質学者のロバート・バラード博士を中心とした調査団が、アメリカのウッズホール海洋研究所の潜水艇によって撮影したものです。

ロバート・バーランド博士
  調査団を率いた海洋地質学者のロバート・バラード博士 photo by gettyimages

タイタニック号の沈没場所は長いあいだ不明とされており、1985年にようやく発見されました。アメリカとフランスの合同調査隊が音波探知機と水中カメラを用いた調査によって、カナダのニューファンドランド島沖・水深3800メートルの海底に埋もれている船体を確認したのです。

その翌年のこの日、撮影された映像には、タイタニック号の船体が真っ二つに折れている姿も収められており、事故当時の生存者の証言が確認されることになりました。

2004年、バラード博士は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)とともに、船体の損傷状態を調査するために、再度潜水調査を行いました(上の映像)。

海底のタイタニックは、船体の劣化や後を絶たない無断での遺品回収、見学者が放置していくゴミなどが問題となっており、水中遺産としての保護が急務の課題となっています。

【写真】タイタニック号
  航海中の就航間もないタイタニック号 photo by gettyimages