7月17日 シューメーカー・レヴィ第9彗星の衝突(1994年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

アメリカの天文学者シューメーカー夫妻とデイヴィッド・レヴィが発見した、21個の彗星片からなる「シューメーカー・レヴィ第9彗星」が、同年のこの日から7月22日にかけて、次々に木星に衝突しました。

これは人類がはじめて目にする、惑星と彗星の衝突現象で、地上の巨大望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡によって、衝突時の閃光や、木星表面にできた衝突痕が詳しく観測されることになりました。

彗星片が作り出したもっとも大きな衝突痕は、直径1万2000キロメートル(地球の直径とほぼ同じ大きさ)という巨大なものであり、惑星の環境を激変させるような天体衝突が私たちの生きている時代でも起こり得ることを実感させるものでした。

これをきっかけとして、地球に衝突する可能性のある小惑星を監視する国際組織「スペースガード財団」が発足するなど、天体の衝突が人類に対する現実的なリスクとして考えられるようになったそうです。

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