村田諒太、再起戦前に誓った息子との「約束」

「有言実行します。見ていてください」
週刊現代 プロフィール

男として同じ相手に2回も負けたら情けない

自分を省みて、修正すべき点は直す。姿勢のみならず、戦い方のみならず、それはトレーニング方法にも。

試合に向け、仮想試合となるスパーリングに合わせてコンディションをつくっています。そのときにしっかり動ける体にしておかないと成果が出ない。スパーをやる日、やらない日でメリハリをつけることができているのは凄くいいこと。以前よりも、スパーリングの日の緊張感も高まっていて、いい調整ができています

「気持ちは高まっている。エンダムとの1戦目みたいなモチベーションだ」と村田は語る

心・技・体の充実。モチベーションを栄養に変えて、彼は着々と運命の日に向かっている。そして、これ以上ない本気にさせてくれる餌も、食べた。それは晴道くんとの約束だ。

パパ試合どうなるの? と聞かれて、大丈夫、勝つからと答えたら、晴道はニコニコするんです。意地でも息子との約束は果たします。それに男として同じ相手に2回もケンカで負けたら情けないですからね。有言実行しますので、見ていてください

村田は意志を秘める目を光らせる。視界にあるのは、リベンジだけだ。

 
村田諒太の歩み

2012年8月1日 ロンドン五輪でミドル級金メダルを獲得

4試合を勝ち抜いた。ボクシングで日本人選手が金メダルを獲得したのは、1964年、東京オリンピックの桜井孝雄以来48年ぶりの快挙だった。

2013年4月12日 プロへの転向を宣言

プロ転向会見で「オリンピックの金メダリストでプロの世界の世界チャンピオンという、日本人で初めての存在になりたい」と語った。

2017年5月20日 エンダムとの戦いは疑惑の判定負け

1-2で僅差の判定負け。この判定に対し、WBA会長は再戦させる意向を示す、異例の声明を発表する事態となった。

2017年10月22日 エンダムに勝利しミドル級の王者に

両国国技館での戦いは7回終了TKOでの勝利。日本人として竹原慎二以来22年ぶり2人目のミドル級王者となる。

2018年4月15日 初防衛戦は8回TKOで勝利

WBA世界ミドル級6位でEBU欧州ミドル級王者、エマヌエーレ・ブランダムラと対戦。8回TKO勝利。

2018年10月20日 ブラントにベルトを奪われる

WBA世界ミドル級3位のロブ・ブラントとラスベガスで対戦。軽快なブラントの動きに主導権を握られ、判定負けとなる。

2019年7月12日 運命の再戦へ

ブラントは1990年、アメリカ・ミネソタ州出身の28歳。戦績は25勝1敗17KO。試合はフジテレビ系で放送される。

『週刊現代』2019年7月6日号より