Photo by 写真AC

“生きた化石” シーラカンスの体内には「肺」があった! なぜ?

メダカの学校のスクールカースト事情も
長い夏休みも佳境へ! 宿題の追い込みに苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。そこでl好評の「MOVE」コラボ記事、今回は「魚」にクローズアップ!

とっても身近な「メダカ」と、とっても遠い存在の「シーラカンス」、それぞれの「知っててトクする」情報をお届けします! 自由研究のテーマにもピッタリかも!?

メダカの学校も~、せ~ち~が~らい~♪

「メダカ」と聞いて思い浮かべる情景は、水のぬるむ春先に小川や田んぼの溝などで、流れに向かって列を作って泳ぐ群れの姿ではないでしょうか。

童謡の「メダカの学校」のように、ソッとのぞいているつもりでも、近寄る足音を感じてサッと群れをくずして姿をくらまします。

このメダカの群れ、川の中ではみんなが仲良く暮らしているように見えますよね。しかし、水槽に数匹のメダカを入れて観察すると、仲が良いように見えていたメダカたちに、順位ができてきます。

一番大きくて強いメダカは、一番先にえさにありつけるので、安全そうな水面近くの水草のかげを陣取ります。そして、他の個体が近づくと威嚇して追い払います。そのほかのメダカも、力の強い順に、自分の好みの場所に落ち着き、小さな縄張りを作ります。

メダカの学校をまとめるのも、結構大変そうです。ただし、順位ができるのも、水槽のようにせまい空間に入れられてしまったからで、広々としたところではみんな、のどかに仲良く暮らしています。

ところで、みなさんは、メダカにはいろんな呼び名があるのを知っていますか? 「日本産魚名大辞典」には2600以上、「メダカの方言」という本には約5000のメダカの地方名が記録されています。

ちょっと例をあげると、アブラコ、ウルメ、カンコロ、コメンジャコ、ザッコ、ゾナメ、メザカ、メタカ、メンザ、メンパチなどなど……。

このことから、メダカがいかに身近な魚だったかがわかります。メダカの方言はいろいろあっても、日本にいるメダカは昔から1種とされ、和名は「メダカ」ひとつでした。

分子遺伝学的に「北日本集団」と「南日本集団」という、2つのグループに分けられていましたが、近年、詳しく研究した結果、それぞれのグループはDNAや体の特徴などから別種ということが判明しました。

それで、日本のメダカは、北日本集団のメダカには「キタノメダカ」、南日本集団には「ミナミメダカ」という和名がつき、2種に分かれてしまいました。

このことにより、古くから親しまれてきた「メダカ」という和名の魚は、残念ながらいなくなってしまったのです。