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中学受験に向けて「絶対やってはいけない」夏休みの過ごし方

話題の塾の代表が教えます
中学受験の世界では「夏休み」の間に成績が大きく上下する。VAMOS(バモス)は入塾テストを行わず、先着順で生徒を集めるにもかかわらず、多くの生徒が第一志望の難関中学に合格することで注目される進学塾。代表の富永雄輔さんが「夏休みにやってはいけないこと」「夏休みに成績を急上昇させるコツ」を指南する。

偏差値が20近く上がる子も

中学受験を考えている小学6年生では、夏休み40日の間に偏差値がプラスマイナス10上下する子どもが珍しくありません。それまで劣等生だったのに、20近く上がって難関中学に「逆転合格」した子もいる。

1ヵ月ちょっとでここまで偏差値が上下するのは夏休みだけでしょう。昔から「夏休みは受験の天王山」と言われますが、中学受験では大学受験以上に天王山。成績が大きく伸びる可能性と落ちる可能性が、みんなにある時期です。

前提として、「なぜ夏休みに差がつくのか」をロジカルに理解することが必要です。

公立小学校では、登下校も含めると朝の8時から午後4時くらいまで時間を取られます。その後、受験生は午後5時から午後9時くらいまで塾で勉強する。このように学校がある時期は「勉強する時間の量」が変わらないので、それほど大きな差はつきません。

 

一方、夏休みは自由な時間が圧倒的に増える。普段なら学校で過ごす日中の8時間をどう過ごすか、ここが勝負を分けるんです。間違った使い方をすれば、当然ながら結果が出ない。それが夏休みに差がつくメカニズムです。

同じ長期休暇でも、冬休みは受験直前なのでみんなががんばる。夏休みは気合いが入りかける時期で、かつ日数が長いのでいちばん差がつく時期になります。特に最近はお母さんが働いている子どもが多いためか、20年前よりも大きな差がつくようになりました。

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問われるのは親の「ケア能力」や分析力

今の時代、真剣に中学受験を考えている子はほとんど塾に通っています。信頼できる塾に行かせているのであれば、勉強のことは完全に塾に任せてしまってもいいでしょう。私たちVAMOSも「親は勉強を見なくてもいい」方針を取っています。だけど、お子さんの勉強を見たいという親も多い。特に首都圏の40代の親は自身も中学受験を経験している世代なので、どうしても口を出したくなるようです。

いずれにせよ、子どもが家にいる時間が増える夏休みは、それまで学校に取られていた時間を親がサポートやケアをしなければいけなくなります。親のサポート能力が問われるということです。