7月16日 探検家のR・アムンゼンが生まれる(1872年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、人類で初めて南極点に到達した探検家ロアール・アムンゼン(Roald Engelbregt Gravning Amundsen[ノルウェー]、1872-1928)が、ノルウェーに生まれました。

アムンゼンは、少年時代から探検家に憧れていましたが、両親の希望で医学を学びました。しかし21歳の時に母親が亡くなったことをきっかけに、探検家としての道を歩みはじめます。

  ロアール・アムンゼン photo by gettyimages

1910年8月にノルウェーを出航したアムンゼンの探検隊は、イギリスのスコット隊との激しい競争の末、1911年12月14日に、4人の隊員とともにはじめて南極点に到達しました。

さらに、1925年に飛行艇による北極飛行の後、1926年には飛行船「ノルゲ号」で北極横断飛行に成功し、人類初の両極点到達を成し遂げています。翌1927年には来日もしました。1928年、飛行船イタリア号によるイタリア・ノビレ探検隊の捜索中に行方不明となり、現在も遺体が見つかっていません。

アムンゼンの南極点到達には、実に大胆な逸話が残されています。彼は当初、北極点への初到達を目指して計画を立て、周囲にもそう説明していました。しかし、1909年にピアリーに先を越されてしまうと、出資者や同行者にも告げずに目的地を南極へと変更し、しかもそのことを出航後まで秘密にしていたそうです。

さらに、出資者に対しては「南極点を経由して北極点にも向かうので約束違反ではない」という旨の言い訳をしていたとも言われています。なんとも大きな人物ですねぇ。

【写真】
  アムンゼン隊の様子。箱の上には六分儀が置かれている photo by gettyimages