2019年上半期IPOを総括したら見えてきたこと

全体的に小粒化しているのか…?

今年も半分が過ぎました。今回は2019年上半期のIPOマーケットの総括をしてみたいと思います。

 

上半期新規上場社数は38社

<日経平均>
過去10年のIPO社数とその年の大納会の日経平均終値をグラフにしました。2019年は6月28日終値現在です。

先ずは2007年の世界的なサブプライム問題表面化より、日経平均とIPO社数は下げに転じ、2008年のリーマンショックを機に日経平均が大きく下がると共に、 2009年にはIPO社数は19社まで落ち込みました。

それ以降、日経平均は東日本大震災の影響を受けるも、IPO社数は7年連続で増加しましたが、2016年は上場社数が前年を下回りました。 今年は上半期で38社が上場しており、昨年上期の36社とそれほど状況は変わっていません。

このグラフを見るとIPOはやはりマーケット環境に大きく影響を受けると言ってよいでしょう。但しIPO社数はかつての150社を超える水準にはほど遠い状況です。

<上場社数>

上半期の市場別のIPO社数は、マザーズが27社と全体の70%以上となっており、近年マザーズ上場の傾向が強くなっています。また上期は地方証券取所の福岡証券取引所、札幌アンビシャスの上場がありました。

主幹事トップは野村とSMBC日興が共に8社

<主幹事証券>


次に主幹事証券ですが、野村、SMBC日興が共に8社でトップとなりました。3位は大和の6社、4位はみずほの5社となっています。また、上期は藍澤証券、エイチエス証券も1社ずつ主幹事を行いましたが、藍澤は札幌アンビシャス、エイチエスは福証と共に地方取引所案件でした。そういった意味では主幹事の住み分けができつつあると言えます。