意見交換もスムーズにでき、
仕事もはかどるスウェーデンの習慣

働き方改革が施行されたが、“日本人が休み下手”のままではスムーズに浸透するはずもないというビューエルさん。そこで紹介したいのがスウェーデンの文化「fika(フィーカ)」なのだそう。

写真/『fika(フィーカ) 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』より

「フィーカとは、英語でいうところのコーヒーブレイクにあたります。具体的には、15〜20分でサッとお茶をして、パッと仕事に戻っていく。しかし、ただコーヒーを飲んで休憩するだけでなく、同じ時間に同僚や友人と一つの場所に集まり、ちょっとしたコミュニケーションを取るのが目的です。上司や部下、部署の垣根を越えたフラットな環境で意見交換ができるメリットがあります。わざわざ、仕事仲間に時間を作ってもらうのは大げさだけど、相談や報告をしたいときなど、フィーカの時間は最適ではないでしょうか。

また、人間の集中力は何時間も続きませんから、2〜3時間に1回ブレイクをいれて業務にメリハリをつけることで効率が上がります。

スウェーデンでは、1日に平均5回ほどフィーカの時間を設けますが、この30年で1人当たりのGDPは右肩上がりの上昇カーブを描いています。世界の1人当たりの名目GDP(経済活動水準)ランキングでは、日本の25位に対して、スウェーデンは12位にランクイン。

ただ、休憩=サボりと認識される恐れがあるなど、日本とスウェーデンの就労環境には大きな相違があるので、フィーカを習慣づけるには周りの理解と時間が不可欠になると思います」