2019.07.29
# 節約 # 年金

衝撃! 老後2000万円問題で「金融機関のヤバい営業」が始まった

あなたの不安が狙われる
山崎 俊輔 プロフィール

年金は繰り下げる

○対策3)65歳まで退職金に手をつけない

65歳まで継続雇用などで働ける機会が整備されているものの、退職金をもらうのは今でも60歳ということが多い。誤解のところでも述べたがこの退職金は「老後の2000万円」として用いるべき大事な財産である。

これを「60歳から65歳までのあいだの年収減少分」として取り崩すとしたら大間違いだ。かつては企業も退職金や企業年金の一部を「つなぎ」と称して65歳までに取り崩すことを薦めた時期があったが、今は時代が変わっている。むしろ使わないことのほうが重要だ。

 

退職金を仮に1000万円もらったとしても65歳までに使い切ろうと思えばこれはあっという間になくなってしまう。この5年はふんばりどころだ。

再雇用の年収は下がるため苦しい5年間になったとしても、退職金に手をつけてはいけない。その後に20~30年も取り崩す期間が控えているのだから。

〔photo〕gettyimages

○対策4)65歳以降は公的年金を繰り下げる

あなたがもし65歳以降も働けたなら、公的年金の受給は繰り下げることをオススメする。1年繰り下げるごとに8.4%の年金額が増額され、その年金額を死ぬまでもらい続けることができる。

たとえば70歳まで受け取らず70歳から受け始めると本来の年金額の142%を受けられる。65~70歳までの5年間無年金だったとしても日本人の平均と同じくらい長生きすれば得をする可能性が高く、さらに長生きするほどどんどん得をすることになる。

70歳まで無年金は厳しいとしても2~3年くらい引退年齢を延ばし、仕事をしてみる価値は十分にある。

もし65歳以降の年収が大幅に下がるため、年金の繰り下げが難しい場合でも、年金を受け取りながら働くことをおすすめする。仮に年収100万円であっても、公的年金とあわせてやりくりすれば、退職金や預貯金の取り崩し開始を先送りすることができる。それだけあなたの財産の寿命を延ばすことができるからだ。

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