〔photo〕gettyimages

老後2000万円問題で「金融機関のカモになる人」たちの5つの誤解

不安を煽って儲ける奴らに要注意

選挙前の大騒ぎ

金融庁の市場ワーキンググループ(以下WG)の報告書がここまで国内の話題をさらうとは、当事者たる金融庁もWGメンバーも、誰も予想していなかったに違いない。

〔photo〕gettyimages

もとは若年層の老後資産形成支援施策と高齢者の金融資産にかかる諸問題をまじめに議論していたWGであり、報告書の内容はしごくまっとうな指摘だった。ところが、年金問題としてなぜか持ち上げられ(そもそも厚生労働省の審議会でもないのに!)、メディアと野党の格好の題材となってしまった。

 

さすがに半月を経過すると冷静な論調も目立ち始めたが、いまだに的外れのコメントを見かける。また居酒屋や喫茶店で隣席の話題として「老後に2000万円」問題を耳にすることが多いが、ほとんどは誤解と不信に満ちあふれている。

「どうせ俺らの世代は年金はもらえないんだろう」「払った保険料返せって感じだよな」……といった感じだ。

今回は老後資産形成をメインテーマに執筆や講演をしてきたファイナンシャルプランナーの立場から老後2000万円問題をめぐる「5つの誤解」を解き明かしてみたい。