人気パズル「数独」の父が語る、子供を夢中にさせるヒント

日本の子供はスピード至上主義
鍜治 真起 プロフィール

あきらめる力が大切

私は今、各国の幼稚園から小学校、中学校、高校、大学を回って、いろいろなパズルを披露しています。そこで感じることは、パズルって「集中力(コンセントレーション)」「あきらめ力(ランアウェイ)」を養うなあということ。

数独をしていると壁にぶつかることがあります。うんうん唸ってようやく一つの数字が入ると、他の数字もスルスルと埋まる。けれども、また壁にぶち当たる。そんなときは、思い切ってあきらめてしまうといい。あきらめて違う枠に目を向けていると、突然ひらめくことがある。

 

また、国や文化によって、子供たちのパズルへの取り組み方や思考の違いを感じることもあります。

photo by gettyimages

大雑把に言うと、日本、中国、韓国は、早解き指向。スピーディーに解きたい。上達指向が根づいているからです。そうすると、見誤りでまちがうことになり、一極集中ではなく。大局観が必要、となります。

一方で、スペイン、南米はのんびり指向。難しい問題に進むことはありません。プールの横で、ゆっくり易しい問題を1問。サッカー観戦の前後に、またさらに1問。ただ、共通なのは、1問を解き終えたときの達成感です。同じ喜びなのです。緊張と弛緩のやりとりを楽しんでいるのでしょう。

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