世界中どこへ行ってもSUDOKUで通じる

人気パズル「数独」の父が語る、子供を夢中にさせるヒント

日本の子供はスピード至上主義
日本生まれの数字パズルゲーム「数独(すうどく)」。世界数十ヵ国に「SUDOKU」の名で普及するや瞬く間に大人気となった。数独は「経済ではなく、心の遊び」と話すのは、数独の名付け親である鍜治真起さん(67)。考えることを全力で楽しむ鍜治さんが、開発秘話から次世代の子供たちへのメッセージまで、熱い思いを記した。
まずは解いてみよう!(提供:株式会社ニコリ)

パズルで遊ぶ毎日

25年くらい前のこと、一通のハガキが届きました。

「私は47歳の主婦です。また数独本を一冊、解き終わりました。(中略)私は母親の看護で24時間、病院のベッドの横にいます。寝る前の15分間に数独を解くのが唯一の楽しみです。解いているときは、病院にいることも忘れてしまうくらい解放されます。なくてはならない遊びになり、感謝しています」

 

数独が誕生する4年前。1980年に、日本で初めてのパズル専門誌「パズル通信ニコリ」を創刊しました。当時は会社を立ち上げたことに浮かれて、パズルばかり解いていました。競合会社もなかったので、過去に作ったパズルを増刷して本屋に納入し、あとは読者からの投稿作品を解いて遊んでの毎日でした。