7月 10日 X線天文衛星「すざく」打ち上げ(2005年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、日本で5番目のX線観測のための天文衛星「すざく」が、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケット6号機によって打ち上げられました。

「すざく」は、銀河団の中にただよう高温ガスや、ブラックホールに流れ込む物質を観測することを目的とした衛星で、2015年の運用停止まで約10年間にわたってさまざまなデータを宇宙から私たちに届けてくれました。

【イラスト】すざく
JAXAによる運用中の「すざく」のイラストレーション(Image by JAXA)

2016年に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」は、この「すざく」のあとを引き継ぐ衛星となるはずでしたが、残念ながら不具合によって運用が終了してしまいました。この事故については、覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

しかし、大きな成果を挙げた「すざく」も、2000年に打ち上げ失敗に終わった「ASTRO-E」と呼ばれる衛星の代替機だったのです。

現在、ひとみの後継プロジェクトは、「宇宙の高温プラズマにおける物質循環・エネルギー輸送過程と天体の進化の解明を進めるため、7番目のX線天文衛星〈X線分光撮像衛星 XRISM〉計画として、NASAやESAの協力のもと2021年の打ち上げを目指して開発が進んでいます。