ラグビーワールドカップが近づいてきた。惜しくも初回の選考では名前が漏れてしまったが、まだ期待値が高まっているのが、NTTコミュニケーションズに移籍した山田章仁選手。その妻で元モデルのローラさんが「美人すぎるラガーマンの妻」として話題を呼んだのは3年前のことだ。
ローラさんは2016年に双子を妊娠、出産をしてお子さんたちは現在2歳。しかし、実は妊娠中からつわりもなにも「妊婦や母の辛いフルコース」と言えるようなことを体験してきた。
「もはや笑いに変えるしかなかった」というローラさんの出産と子育てを、連載にてお伝えする。第1回はなんとモデル時代に「顔面麻痺」になった話……。
マラソン完走翌日に双子妊娠が判明
私の妊娠はスタートの時点からタフすぎました。東京マラソンで人生初めてマラソンを完走したその翌日にいきなり双子妊娠と告げられたのです。
気楽に自転車で産婦人科に行ったものの、帰りはびびって自転車を押しながら約30分の距離を徒歩で帰宅。翌週から悪阻が始まり、ピークでは水も飲めない程になってしまい、病院で点滴を受けることも度々ありました。
それに加え多胎児妊娠はリスクが高く、毎週の健診で双子の生存確認をするまで不安の日々。
ラグビーをしている夫は遠征で家をあけることがどうしても多くなります。私が1人の時に何かあっては困るため、妊娠5ヵ月目にアメリカにある私の実家へ里帰りすることを決意しました。その頃には悪阻も治まってきて毎日お散歩できるほどまで体調が回復しました。あとはお腹の重さとの戦いだ!と残りの妊婦ライフを楽しむ……
はずでした。
脳梗塞の疑いがあります
しかし人生はそんなに甘くはない。
妊娠6ヶ月に入って間もない、とある朝。
下唇にすこしピリピリとした違和感。まるで歯医者で麻酔をかけられたような感覚が。でも寝起きでむくんでいることは珍しくないので、ピリピリしているのも極度なむくみからきてるのだろうとと呑気にソファでゴロゴロしていました。
お昼過ぎになっても、唇の違和感は無くなるどころか、顎と鼻も少しピリピリ。
さすがに妊娠中だし、これ以上酷くなっていったら困るので、産婦人科医に電話をしました。ピリピリの違和感が顔に限定されてるため、妊娠との関係は薄いだろうけれど、念のため近くの総合病院で受診をして欲しいとのことでした。
病院に着いた30分後にはピリピリを通り越して、腫れてる感覚。まるで歯の治療をした直後のまだ麻酔が切れていないようです。指で触っても触れた感じは鈍く、なんだか舌も大きくなっているような…それを医師に伝えると、まさかの一言。
「脳梗塞の疑いがあります」
えぇー!もう頭の中は真っ白でした。