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元東大首席が教える!日常生活で賢い頭をつくる「12のルール」

わが子に伝えたい山口真由さんの習慣術

ルール① 朝起きたら、まず机に向かって本を開く

朝起きると、勉強であれ、仕事であれ、あまりやる気が起きない日も当然ありますよね。私も同じです。そんなときは無理をせず……と言いたいところですが、私は朝起きたら、すぐに机に向かってしまうことを習慣にしています。

とくに勉強に集中しなければならない日は、コーヒーを淹れてウォーミングアップしたりすることもなく、とにかくすぐ机の前で本を開きます。眠くても気にしません。「かたち」だけでもいいので、本を開くことが大切なのです。

不思議なことに、内容が頭に入ってこなくても、気持ちが乗らなくても、5分ほど続けていると、次第に「勉強に取り組んでいる」自分に馴染んできます。「ああ勉強しなきゃ……」といった焦りや不安、億劫さが心にのしかかることもありません。

 

そうして体が慣れてきて、勉強に取りかかりやすい状態になったところで、はじめてコーヒーを飲もうとお湯を沸かしに立ち上がる、という感じです。

勉強はけっして楽しいことではありません。でも、継続しなければ効果は出ないもの。スタートを切るハードルを下げるために、「まず机に向かって本を開く」。これはとても有効な方法です。

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ルール② 空き時間が4分あれば本を読み、6分あればPCで文章を書く

「多忙なのにそんなに大量の本をいつ読んでいるの?」と驚くような人がいます。こうした人は生活習慣が安定していると同時に、「隙間時間」を徹底的に活用し、少しの時間も無駄にせず、自分のために使うことを習慣化しています。

私も「隙間時間」の活用にはかなりこだわっています。つねに本を持ち歩いて、4分待ち時間があれば、どんな場所でもためらいなく本を開きます

誰かを待っているとき、ランチの行列……果ては、友人がトイレに立った際もすぐに本を開きます。図書館で本を借りたらエレベーターの中で読みはじめて、1階に着くころには、「このあたりを重点的に読めばいいかな」と目星をつけます。さらに、6分あれば、パソコンを開いて論文などを書きます

とにかく少しでも時間があれば本を読んだり、作業をしたりするようにしているのです。

「隙間時間」の積み重ねは馬鹿にならない、という経験則もありますが、それ以上に「コントロールできない他人の行動」にイライラしたくないのです。自分を取り巻く環境で何が起ころうと、空いた時間をすぐに自分のために使えたら、気持ちが乱されることはありません。結果、そのあとのパフォーマンスも良くなっていきます。

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ルール③ 睡眠時間は削らない

かつて司法試験を受けたとき、試験日の直前になって口述試験に対する不安がつのり、その不安を打ち消すために毎日3時間睡眠で勉強したことがあります。でも、それは明らかに失敗でした。睡眠時間を削って時間を捻出しても、効率がかなり落ちてしまい、思った以上の成果を手にすることはできませんでした。さらに、翌日のパフォーマンスにも悪い影響が出てしまいました。

しっかりと睡眠を取ればフレッシュな頭で1日をはじめられるのに、そのチャンスを最初から捨てている時点で、睡眠を削るというやり方は最悪な方法のひとつといえると思います。

いまは、ほぼ必ず6時間睡眠を守るようにしています。ときに例外はありますが、優先順位の最上位は「睡眠」です。たとえ1食を抜いたとしても、ていねいにメイクをする時間を失ったとしても、睡眠時間は最後の最後まで削りません。

もちろん、適切な睡眠時間は人それぞれですが、もしいま仕事や勉強に集中できなかったり、うまく波に乗れていないと感じたりしている人は、いちど十分な睡眠時間を確保できているかをチェックしてみてください。