# 日本経済

年収180万円の若者が「年金300万円の老人」を支える日本の絶望

格差社会ニッポンの正しい歩き方
鈴木 貴博 プロフィール

日本政府が絶対に教えたがらない「ある解決策」

さてこのような深層の問題ですが、ふたつの問題を並べてみると状況がより深刻であることに気づかされます。

A 今の若い働く世代は引退までに2000万円をためておかないと老後生活が破綻する
B これからの若い世代にとって働く機会は年収180万円のマックジョブばかりになる

これがこの問題の構造です。

両方の問題が同時におきるから、簡単には解決できない。そんな矛盾を抱えているわけです。「この年収でどうやって?」という怒りがSNSで湧き上がってくる状態こそが、この問題が引き起こしている現象です。

 

しかし、怒っていても状態は改善しません。そして実はこの問題には政府が決して教えたがらない有効な解決策があるのです。その解決策は「自分でお金を蓄え、政府が想定していない方法で増やしていくこと」です。

〔photo〕iStock

35歳の社会人の方を例に具体的な解決策を提示してみましょう。

1 毎年20万円、つまり毎月1万7000円をなんとか節約して貯める
2 貯めたお金を投資に回して増やしていく

ぎりぎりの生活でなければ、つまり多少の余裕がある暮らしができていれば節約額としての1万7000円の捻出は可能だという若者人口は決して少なくはありません。ただし、政府が教えるような普通のやり方では決してこの問題は解決できません。続きがあります。

3 お金の預け先は銀行預金はNG。リスク投資に回す
4 その投資先は日本の株や債券、不動産のような投資商品ないしは投資信託もNG
5 結論としては投資資金は全てアメリカの株式インデックス連動の投資信託に投資する

これが正解です。