7月 5日 ニュートンの『プリンシピア』が出版(1687年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、サー・アイザック・ニュートン(Sir Isaac Newton、1643-1727)による科学書『Philosophia Naturalis Principia Mathematica』(自然哲学の数学的諸原理、通称プリンシピア、またはプリンキピア)のラテン語版初版が出版されました。

【書影】プリンシピア原著
  スペイン・マドリッドの展覧会で展示された原著 photo by gettyimages

「第1巻 物体の運動について」「第2巻 抵抗を及ぼす媒質内の物体の運動」「第3巻 世界体系」の全3巻からなり、運動の法則を数学的に記述し、万有引力について述べるなど、古典力学の基礎を築いた記念碑的な名著です。

同書はイギリスの王立協会からの援助を得て出版される予定でしたが、協会の資金難から、最終的には天文学者のハレーが費用を出して自費出版として世に出されたそうです。

ちなみに、この本で用いられている数学が非常に難解であったため、科学が一般の素人には理解できないものになってしまったという批判が当時からあったそうです。「科学」と「一般の社会」の乖離という問題が、その初めから議論されていたということには驚かされます。

【写真】初版に残る手書きのメモ
  初版に残る手書きのメモ photo by gettyimages

関連の日:1月 4日 アイザック・ニュートンが生まれる(1643年)

 歴史的名著がついに新書化復刊! 

プリンシピア 自然哲学の数学的原理
第I編 物体の運動

アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を復刊。出版当時から難解と言われた原典を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。近代科学はここから始まった!

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『第2編 抵抗を及ぼす媒質内の物体の運動』ももうすぐ刊行予定です!